風疹の抗体はありますか？昨年夏から今年 4月までの報告数は4294人。
風疹の流行が続いています。風疹は、発熱、発疹、リンパ節が腫れる病気で、合併症に特発性血小板減少性紫斑病、脳炎、先天性風疹症候群などがあります。特に妊娠初期に感染すると、生まれてくる赤ちゃんに高率に心臓や目、聴力に異常がでます。予防にはワクチンを接種して妊婦の感染を防ぐことが最も有効です。国・県・市による風疹対策事業では、風疹抗体検査を無料にして、抗体がない方への麻疹風疹混合ワクチン接種を助成しています。
妊娠を希望する女性：抗体検査は無料。ワクチンの自己負担は3000円。
男性の場合は年齢と配偶者の状況によって異なります。
①配偶者が妊婦の場合、男性の年齢に関わらず抗体検査は無料、ワクチン接種代は3000円です。
②配偶者が妊娠を希望している場合、男性の年齢に関わらず抗体検査は無料、ワクチンには助成がなく8000円です。
③上記以外の場合で、昭和33年4月2日から昭和63年4月1日までに生まれた男性では抗体検査は無料、ワクチンは8000円です。
但し、昭和37年4月2日から昭和54年4月1日までに生まれた男性の場合は①、②、③いずれの場合も抗体検査もワクチン接種も無料です。市から送られてくるクーポン券が必要です。クーポン券は
7月から3年間でこの年齢のすべての男性に送られる予定です。早く検査をしたい方は市役所に問い合わせてください。上記のいずれにも該当しない方は助成の対象外です。
はしかの抗体はありますか？ 今年1月～4月の報告数は450人。2013年以降最も早いベース。
麻疹（はしか）が増えています。感染力が非常に強く、有効な治療方法がなく、重篤な場合は脳炎や死に至る病気です。発症前からウイルスを出しているのでワクチンが唯一の予防策です。当院では、無料風疹抗体検査の対象者が麻疹抗体も同時に検査し易くするために、麻疹の抗体検査費用を値下げしました。
麻疹の抗体も同時に検査した場合の費用
風疹抗体検査が無料の場合：風疹＋麻疹の抗体検査 500円
無料でない場合：風疹か麻疹の抗体検査3000円、風疹＋麻疹の抗体検査 4000円
ワクチンは麻疹風疹混合ワクチンを使用します。
風疹抗体がない場合は助成の有無で料金は異なります。
風疹抗体あり、麻疹抗体なしの場合は8000円です。
少しでも多くの方が風疹と麻疹の抗体検査を受け、必要なワクチンを接種することによって流行を防ぐことができますので、この機会に麻疹の抗体も検査することをお勧めします。（料金はすべて税別）